「ハゲタカ」 監督 大友啓史、キャスト 大森南朋、玉山鉄二、栗山千明 FFビデオ制作

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2007年に放送され、企業買収という斬新なテーマを扱い話題となったNHKドラマの映画化。徹底した合理主義で多くの企業の買収を成功させてきた敏腕ファンドマネージャーの鷲津は、日本の閉鎖的なマーケットに絶望し、海外にその活躍の場を広げていた。ある日、鷲津のもとを盟友の芝野が訪れ、中国系ファンドによる日本の大手自動車メーカー買収を阻止してほしいと依頼する。主演はドラマに引き続き大森南朋、敵対する“赤いハゲタカ”を玉山鉄二が演じる。

 映画『ハゲタカ』の構想は、2008年の夏ごろからスタートしていたという。去年の夏といえば、北京オリンピックが話題の中心であり、中国経済の成長が連日騒がれていた時期。しかし、オリンピックから約1カ月後の9月15日に急展開が訪れる。名門投資銀行、リーマン・ブラザーズの破綻だ。リーマン・ショックから波及した経済不況と雇用問題が映画の内容を大きく変えてしまったようだ

「ドラマをやっていたころから、将来的にこんなことが起こりかねないという問題を訴える前に、そのことが実際に起こってしまうことがありました」と語る。「社会の動きを扱う難しさを改めて実感した」と語る通り、今回の劇場版でも現実社会に大きく影響されたようだ。

「半沢直樹」と比べるとその互いは明白。ストーリー、細部の描き方、演出、重厚感、感動の大きさ、脚本の大切さを実感させられます。

近い将来のことを描く社会的な映画はその現実が前倒しで実現すると映画の脚本も変わる。過去の映画ならいいけれども近未来の映画は時代との競争という点が面白い。映画は何かを下敷きにしているが下敷きに何を使うかが大きなテーマともいえます。

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