「マスク」 監督: チャールズ・ラッセル キャスト ジム・キャリー キャメロン・ディアス FFビデオ制作

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マスク枠.jpgこれ1本でドル箱スターとなったジム・キャリー主演のスーパーSFXコメディ。小心者のスタンリーはひょんなことから不思議なマスクを拾う。家に帰り何気なくそのマスクを着けたとたん!猛烈な竜巻と共に彼の中のもうー人の自分《マスク》が現れた。そして彼は《マスク》の力を借りて、ー目惚れしたクラブ歌手、ティナにアタックするのだが……。

楽しい娯楽映画です。大体普通の男性に近づく美女は何かほかの目的があると考えるのが一般的ですね。知らない女性から声をかけられたらまず疑う、私ならついていきません。美人局以外考えられませんから。長い人生の中で一度もついていかなかったので事なきを得ているといえます。後で大金を脅し取られては困りますから。

男性は自分から女性に声をかけるのは平気なのですが、逆は99%騙されると分かりますから怖いです。

変身願望はだれにもあると思います。人の夢を実現する面白い脚本だと思います。しかし、変身すると行動はめちゃめちゃ、身の破滅なのです。つまり安易な変身願望のなれのはてを描いていると思います。

人間の潜在的欲望を実現させるマスクなんて怖いですね。やはり美女を手に入れることとお金は外せないでしょう。確かにめちゃしますね。

マスクを探すのに部下に賞金5万ドルを払うといいます。プロは野球でもなんでもお金で人を動かしますね。サラリーマンだって賞金が出るなら命がけで働きますね。

人は賞金に弱い生き物です。宝くじでも生涯当たるとは思えないのに購入します。万一の確率があれば人間は楽観主義者になりますから、買わないと当たらないと思います。webにある割引も50%引きと思っていたら先着1名だけとか、webトリックの花盛り。信頼第一の業者が多い中、一部には所詮webは騙し合いのところもあるようです。77%引きのように。

女性は金で裏切りますね。ローンを抱えているとか言って、これは男女とも同じですね。金に弱いのは。正義を守る人も少なからずいると思います。日本人はお金に相当困っていない限り正義を貫く国民ですから。多分正義感を失わせるのは借金という魔物ですね。

この映画、ステレオで音の位置が分かります。立体的に音が入っていました。左で話したり、右で別の音がしたり。そう、映画はステレオで録音しないといけないですね。自主制作映画なんかいつもモノラルのガンマイク一本ですから、ステレオ録音の魅力を知りました。マイクは二本使うように考えます。

ドラマは必ず味方をする人が現れますが、この映画では愛犬です。よく働いてくれて窮地を脱しますね。よく仕込んだものです。

マスクによる事件の犯人が最後にすり替わります。市長がギャングこそマスクだと決めつけて犯人にしてしまいます。このシーンは現実性があって面白いです。責任者が勝手に判断してつみ上げた証拠など見もしないで独断で犯人はあいつだと決めつけるのです。警察の部下は従うしかありません。自分が首になると困りますから。こんなことって世間にもよくあることだと思います。責任者が決めつけると誰も逆らえない、それを皮肉っていると感じました。つまり、世間では責任者、権限者を取り込む、騙せばなんとでもなると言っています。私もそういう部分が少なからず存在していると思います。監督はそんなことを言いたいような気がしました。

ラストシーンの背景の高層ビル群がきれいでした。こんなラストシーンにしたいものです。

キャメロン・ディアスって昔は大層きれいだったんですね。

突拍子もないストーリーで楽しめました。

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