「リンダリンダリンダ」 監督: 山下敦弘 キャスト 前田亜季 香椎由宇 FFビデオ制作

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リンダリンダ枠.jpg高校を舞台にガールズバンドの奮闘をさわやかに描いた青春人間ドラマ。出演は『ほえる犬は噛まない』『TUBE』のべ・ドゥナ、『バトル・ロワイアル』シリーズの前田亜季、『ローレライ』の香椎由宇、そしてロックバンドBase Ball Bearのベーシスト・関根史織。監督は『リアリズムの宿』の山下敦弘。ハイティーンの女の子たちの心の微妙な心の揺れや高揚を繊細に描き出す。

 

これといった葛藤がなくのんびりとした長回し撮影の学園物、ラストは盛り上がって終わります。

しかし、体育館での演奏なのでライブハウスのようにはいきません。もう少し狭い部屋でエキストラの学生をぶち込んで踊らせたら最高に盛り上がったと思います。

ストーリーが淡々と流れていきますが、どうして学園物はこういうのが多いのか、敵役が出てこないので葛藤がありません。バンドの練習もその音を映像とミックスすればロック映画の雰囲気が出たかもしれません。そして部室のドアを開けて練習するのは如何なものかと、撮影のカメラアングルの都合でしょうが、アンプ使ってパワーを出しているのならドアは閉めているはず。高校なのですから。撮影は透明ガラス越とか、窓側から撮るとかするとよかったと思います。

それとリンダリンダは曲が最高によくって盛り上がりますね。まるでビンゴゲームみたいに必ずその場が盛り上がる曲です。

そして全編にわたる長回しによるゆったり感もいいと思います。監督の性格が出ているんでしょうね。

三日間徹夜で練習して文化祭のステージに上がるなんて、社会人ならできないことを高校生がやる。高校生には受けるかもしれないが、社会人はプロの仕事レベルにできないことはやりません。準備期間のない仕事と同じですね。社会人がそんなことしたら計画時点で首ですね。

高校生だから失敗しても努力は評価される。それが高校教育の評価。社会人とは異なるそんな世界観かもしれません。そこに焦点を当てているのかも。

香椎由宇さんの演技ね。感情表現はあまり出ませんが彼女独特の個性があると思います。きっと彼女の嵌まり役があると思います。そんな個性的な女優さんだと思います。だから使ってみたい監督もいるのだと思います。あまりセリフはありませんでしたがその美貌からローレライはよかったと思いました。私は個性が強くて好きな女優さんですね。

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