「S.W.A.T.」 監督 クラーク・ジョンソン キャスト サミュエル・L・ジャクソン コリン・ファレル  FFビデオ制作

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概要

SWATに所属している警察官の活躍を描く。SWATの新チーム結成と訓練をリアルタッチに描写する前半と、麻薬王を救出したら1億ドルの賞金を出すと宣言した麻薬王の護送任務に端を発する大がかりな市街戦が展開される後半からなる。

http://www.youtube.com/watch?v=B0x0FIU-V4c

映画分析感想

SWATの訓練合格のあとの打ち上げシーンで、引き締まった体を披露すると皆がパンツに紙幣を挟んでやる。これはストリップだ。

後半は麻薬王が、俺を逃がしてくれた者には1億ドル出す。に反応したチンピラ達が金欲しさにアレックスを救出に来ることから物語が盛り上がる。この映画のモチーフでキーワード。

SWAT については専門家を入れて武器や服装など実物どおりに撮影しています。ユニホームは実物のままに。映画の世界観は専門家を入れてリアリティを出すべきだと 分かります。素人のインタビューや取材で作品を作るのではなく取り上げた世界の内部の人を参加させるべきですね。

アクションものは台詞ではなくアクション映像で物語を語っていく。

 

監督の作り込みチェックリスト 監督クラーク・ジョンソン

区分

NO

項目

内容

脚本

1

タイトル

SWAT

2

主題

(何についての映画か、問題、主張する思想内容)

SWAT。

3

テーマ、脚本

(主題についての考え方、メッセージ、見解)

正義のSWAT。アクション。

TVドラマシリーズ「特別狙撃隊SWAT」のリメイク。

4

脚本

される後半からなる。

5

場所・時代

アメリカ。2003年

6

季節

7

期間

1か月

8

モチーフ

(反復で表す)

「俺を逃がしてくれた者には1億ドル出す」 と3回言う。それを受けて後3回1億ドルの話題が出る。後半はモチーフが物語を引っ張る。

9

隠喩

(別のもので意味を伝える)

誕生パーティの子供の水鉄砲の戦闘シーンとSWATの戦闘シーン。

ビジュアルデザイン

10

照明

(キーライト、フィルライト、バックライト)

明るい屋上から犯人のいるビル内に入る時、ビルの中は真っ暗で混沌としている演出。

同棲している彼女が家を出て行ったあと、ストリートは失望して目から上に黒い影が落ちている。犯人を追跡するSWATの顔は暗くてもうっすらと顔が見える照明。

線路の戦いのシーンは暗くても顔は見える、蒸気が白く出ていて印象的。命令に背いて行動する二人の顔に影はないのは正義と信じているから。

麻薬王のアレックスが車に乗っていて警官に職務質問を受けるシーン、指名手配されていて後ろめたいので顔が半分影に。

11

色使い

(コントラスト、配色)

この監督は火花の美しさが好き。ビルに侵入してドアを焼き切るバナーから火花が飛ぶ。

飛行機内の訓練でもドアを開けるのにバーナーで火花が散る。暗い画面に火の粉は美しい。工場のシーンも火花が散っている。雨水の下水管のシーンは暗いが懐中電灯を使って上手く顔を見せている。

 

12

主役の色

(どのように目立たせているか)

麻薬王のアレックスはオレンジ色の囚人服で、黒いSWAT とは対照的でよく目立つ。

主役のストーリーの腕の入れ墨。

13

カラー白黒

カラーのみ。トンネル内はモノクロ状態。

撮影

14

フレーム

(スタンダードサイズ、ワイドスクリーン、シネスコープ)

海の波のシーンが美しい。その砂浜をストリートが走っている。狙撃手のクローズアップ、撃たれるクローズアップ、そしてまた狙撃手のクローズアップで印象付け。

双眼鏡の外のレンズに犯人の姿が映っている。

橋へのジェット機の着陸時、ギャンブルの両目の超クローズアップとジェット機の機体の超クローズアップで印象づけしている。

15

配置

SWAT訓練前に集合したシーンは全員ばらばらの5列に座っており、気持ちがバラバラを演出。

16

オフスクリーン

(スクリーンの外を描く)

戦闘シーンは全景見せた後オフスクリーンを音で表現。

17

カメラワーク

(ロング、フル、ミディアム、ウエスト、クローズアップ、超クローズアップ)

冒頭、市街戦の場所にSWATの大型トラックが来るシーン画面いっぱいに存在感を演出。

街の空撮はクローズアップ、ミディアム、ロングと入る。倉庫係のショットは背景に武器の棚を配置して場所の説明。

君がSWATに欲しいというシーンは隊長が大きくストーリーは小さい映像で力関係を演出。

この監督は画面に映る人の力関係を画面の専有面積で表現。

戦闘シーンの橋を切り替えが早い1秒のパンでアングル変更してスピード感と緊張感を出している。

飛行機の着陸成功時ギャンブルとアレックスの顔が勝ち誇ったようなクローズアップで切り替わる。

SWAT訓練シーンは被写界深度くしている。

18

アングル

天井裏のSWATの顔は網目を通して撮影、犯人が見えていない不安感を演出。

警部に人質の女性を撃ったことをとがめられるシーン。ストリートとギャンブルの顔は半分影に。隠し事をしている演出。

ラストのハイウエイはZ軸が伸びていて奥行きのある素晴らしい風景になっている。

パトカー、狙撃班、本部、人質、犯人、取り巻きの警官、侵入するSWATのカットバックを2回繰り返して緊張感演出。手持ち撮影、アングルの工夫。

ハレルソン隊長とストリートの初対面は金網越しの面会で気持ちがつながっていないことを演出。

割れたガラス越しの隊長カットは割れ目をぼかして次第に隊長の顔にピント。印象的。

ギャンブルが居酒屋でストーリーとの2ショットの写真のガラスを割って怒りを演出。

地上の戦闘シーンから地価のシーンの切り替えがカメラの移動で行っている。エレベーターからのアングルのようで印象的。トンネルの中でZ軸のアングルでトンネルに奥行きを与えている。

 

19

主観ショット

(本人目線)車の運転中はドライバーの主観目線。

戦闘シーンで敵をうかがう時。犯人が警察をうかがう時。

20

スローモーション

 

編集

21

スーパーインポーズ

(別の映像を重ねる)

ヘリの墜落シーンはCG合成。

22

リアクションシカット

(加害者、被害者)

アレックスが叔父を殺害するシーン。

23

ディテールカット

(目や手)

爆弾のピンを抜くシーン。狙撃手の目。

24

カットアウエイ

(別のカットを挟む)

戦闘シーンでへつの戦闘シーンを次々に挟んで切り替えて緊張感を演出。

25

カットバック

(全く別の状況に交互に切り替える)

SWATがビルに侵入する映像、司令部の映像、人質と犯人の映像がカットバックで繰り返して緊張感を演出。同じ時間/違う場所。

狙撃班と侵入班のカットバックで緊張感演出。

26

モンタージュ

(裏の人格を見せるなど)

空港でナイフをとがめられてこれは危険ではないというが、後でそのナイフで叔父を殺害する。

27

カラコレ

夜の戦闘場面は黄色のカラコレで表現。

音響効果

28

効果音

冒頭、真っ暗の画面で警察無線の声からスタートする。

海岸の波のシーンは美しくBGMがしっかり入る。

犯人追跡のシーンはアップテンポのラップ音楽をBGMに。SWATの訓練シーンロックのアップテンポBGMでリズムよく。

犯人の建物に侵入する時は静かなBGM。

29

沈黙

海岸のシーン。

30

モンタージュ

(音と音、並列繋ぎ、対比繋ぎ)

犯人との銃撃戦

31

サウンドミックス

(音の重ね方)

32

モチーフ

(同じ音の繰り返し)

感想

33

 

前掲

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