凄いね、「一億総活躍社会」の深い、深い意味 FFビデオ制作

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「一億総活躍社会」の意味を考えるにあたり、曽野綾子さんと武田邦彦先生のご意見を参考にしたいと考えます。

曽野綾子さんは高齢者の介護は排せつ物の処理に尽きると言われます。私も同感です。祖父、祖母、父の三人を観てきましたからその実情は分かります。連れ合いがその面倒をみる。連れ合いがいなくなると娘が見る訳ですが、それはとても大変なことです。

私の場合は動けなくなり排せつ物のコントロールができなくなった時、その時が最後の天寿だと考えています。問題は家族に迷惑をかけないでどのような方法で天寿を迎えるかという事だけです。父は肺気腫でしたが、自宅療養を続け、ある日呼吸が止まって亡くなりました。私に天寿の迎え方を見せてくれたと感じています。ようは無用な治療をする入院はしないで自然に任せて自宅で天寿を迎えるという方法です。映画やTVドラマのようにポックリ逝くことは稀ですから。人生は人それぞれですからあくまで私の家族に限った話です。

ところで、武田先生も高齢者を国民として扱うことを言っておられます。憲法のどこにも高齢者を区別していないのに社会では区別している。企業の定年はなくす。働きたい人はいつまでも働けるようにする。これも一理あります。高齢者を日本国民にする。年金を廃止して生活保護にして単年度決算していく。年金積み立てにするから金がたまりどんどん使ってしまい無くなる。なるほどそうかもしれません。

いつまでも会社に行くのが嫌な人は別の道を選べます。会社を辞めると本当に自由な時間が得られますから好きな事を存分にできます。

実際に定年を迎えてセカンドステージに入りますと、やはり必要なのは経済力です。いくら健康でも経済的に回らないとどんどん身も心も不健康になってしまいます。先日、津市に自宅の浄化槽を移転するための浄化槽検査に引っ掛かり、何と修理に11万円もかかりました。修理したらすぐに市から移転申請書が送られてきました。年金生活者の家庭で予定外に11万円も出費させるとは何事か。もともと下水道なら金はかからなかったのに、予算がかかり過ぎて下水道を敷けないから家庭の浄化槽を市が管理すると言っていたのに。話が違います。

市役所の支所に補助金を出すべきだと折衝したのですが、支所では受付だけ、気に入らなければ移管しない方法もありますという。どんどん頭にくるので、もういいと言って申請書を置いて帰りました。市役所の職員も内部規定通りに対応するだけですから、何を言っても通じませんし彼らにも裁量権が有りません。彼らも気の毒な立場なのです。

田舎はこのようにしてどんどん住みにくくなり、経済的に苦しくなってきます。田舎は金がかかりすぎます。だから余計に過疎化に拍車がかかりますね。挙句の果てに運転免許を取り上げられますから、全てインターネットでお買い物ですね。私のようにパソコンで仕事をしていた高齢者はパソコンが使えますからいいのですが、そうでない人は困ると思います。

高齢者の生活については自らが健康、経済力、生きがいなど色々考えて行かなければならないと感じました。さもないとどんどん生活環境が悪化するばかりです。

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