防犯灯をつけるためにコードの線にハンダ付けしました。
懐かしいハンダの焼けたにおい。45年前、この匂いを嗅ぎながら真空管式ステレオのパワーアンプを作って友達に売りましたね。
アマチュア無線の免許は取ったものの50M帯のトランシーバーを購入する金が無く、タクシー無線機の中古機を手に入れて改造。10Wしか出ないので50Wまでのパワーアンプを作っていました。昔はラジオ製作という本があり無線機のパワーアンプの製作記事が出ていました。
パワーアンプの電源は東芝の廃棄テレビから700V出力端子のある電源トランスを取り出して使っていましたね。何故か東芝のテレビにしか大出力のトランスは付いていませんでした。
角が二本生えた大出力真空管は何と松阪市の山中にある無線中継所の廃棄真空管を拾いに行って使いましたね。業務用無線機は故障に関係なく交換期日が決まっていますからパワー真空管を交換して無線局の隣に捨てるのです。無線マニアが回収しますからね。雨が降っていた中バイクで行ったことを覚えています。
そして完成した50W出力の無線機はいつも北海道も一発でコールできました。しかし、必ず近所から電話があり、テレビからお前の声が聞こえてくるとクレームでした。それでも昼間や遠方と交信できるEスポが出たらハイパワーアンプを使用していました。余りにも高電圧のために送信に切り替えるたびリレーが火花を噴いていました。
そんなアマチュア無線オタクだったころを思い出すハンダの臭いでした。
その後はコンピュータ趣味に変わり、生涯コンピューターの仕事でしたが、定年後の今はビデオ屋ですね。とても浮気者かもしれません。
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