東京から孫を連れたお客さんが来て関西のウナギを食べたいと言うので、今年最初で最後の「ウナギ」です。こんなに美味しいものは死ぬ間際にいただきたいとか。家族の誕生日はケーキの代わりにウナギにしたいとか。いろんな思いが頭を駆け巡る貴重なウナギ弁当。
このお店は「大観亭支店栄町本店」というのです。駐車場に行ったら「大観亭支店」という看板になっていて、あれっ本店のはずなんだけど。お店に行ったらちゃんと予約の品が。いったいどうなっているのこのややこしい店名。本店なら支店という名称を使わないでよ。
http://tabelog.com/mie/A2401/A240101/24002015/
サラリーマン時代はこの店の二階で宴会もやりました。とても懐かしいお店いです。
定年後はやはりウナギは自由には食べられません。それだけ経済的に困窮しているのだと思います。
年に一度しか食べられないですからこその感動もありますが、その味わい方は時間をかけて長く楽しもうとしてしまいます。
しかし、定年後に自在にウナギを食べられる人が幸せなのかと考えるとそうとも言い切れません。だってしょっちゅう食べているとその感動が小さくなると思います。こんなものだと言う味に。
貧乏だからこそ、一年に一度のウナギに命がけで感動する方がはるかに幸せ感を味わえるというもの。人生とは比較のトリックの中にありますから、いつもはどん底の生活をしている方がたまにいただくウナギのありがたさに大きな幸せを感じます。
人生って山あり谷ありで、いつも比較しながら感動を呼び覚まして楽しんだもの勝ちでしょうね。
このような心の持ち方で定年後の質素倹約の生活を目いっぱい楽しんでいきたいものです。
今の貧乏な生活は大きな幸せを感じるためにしているもの。
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