文京シビックセンターは凄いところ。この26階のビルに区役所が入っています。25階には展望レストラン椿山荘というわけです。リーズナブルな料金で椿山荘の味を楽しめるとあって高齢者で満員でした。窓側の席は予約しておかないと取れません。
景色もいいのですが料理の味は最高です。普段いいものを食べていないので美味しいと舌がびっくりします。
江戸時代の講談に出てくる茶坊主の河内山宗早はいつも料亭で芸者を侍らせて高級な料理を食べて悪だくみを考えていました。ところが最高の料理を食べているので悪事の企画も最高のものを思いつくとうそぶいています。某宗教団体の開祖戸田〇〇も同様に料亭で金儲けを考えていて宗教を思いついたといわれています。
つまり、最高の料理を食べていると最高の企画を思いつくとの例えですが、結構当たっているように思います。どうしてこのような最高の料理が作れるのか。器、味付け、色あい、季節感、全体のバランス、部屋、外の景色、まるでオーケストラのような音色。などと考えていると美味しい料理が脳に刺激を与えますから奇抜なアイデアを思いつく、解けなかった謎が解ける、料理に当てはめて課題解決を考えるとその巧みさがヒントになりアイデアが溢れてくるというわけです。
そんな気がする椿山荘のランチでした。
食事は空腹を満たす目的のものと料理芸術を楽しむものとに分かれるように思います。たまには後者を選びたいものです。
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