凄いね、朝ドラ「ひよっこ」の悲しい心情シーンの照明は全部逆光のカットに。スタジオのセットの全ての窓から光を入れています。 FFビデオ制作

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悲しいシーンの照明DSC_1183のコピー.jpg別れのシーンDSC_1203のコピー.jpg

NHKの朝ドラはハリウッドの心情表現と共通です。女優と同居していた父親を取り戻しに行くシーンでは、セットの全部の窓から照明を入れて逆行を作り4人のキャストさんの顔を暗くして、それぞれの複雑で暗い心情をきっちり表現していました。プロの世界では当然のことでしょうね。

見ている方もその心情演出があるからこそ暗い心情が良く伝わりました。父親は記憶を無くしていて突然家族が引き取りに来て戸惑っています。女優さんは2年間も同居していた記憶喪失の男が出ていくのでとても悲しい。引き取りに来た妻は女優と同居していた記憶喪失の夫と対面、引き取るという後ろめたさ、複雑な心境。みねこも女優と同居していた父親を引き取るという複雑な心境。

一人が悲しい場面なら一人だけ逆光ですが、4人がテーブルをとり囲んで座って4人とも暗い心情ですから、四方からの逆光となったのでしょうね。

私たちの映画でも脚本が上がってから1から2カ月かけて心情表現と照明の関係を作りこめば更に良くなるだろうなと感じた次第です。

私も記憶を無くしたら女優さんに拾われるようにそれらしいマンションの庭にたたずみたいものです。しかし、直ぐに警察に通報されてしまうでしょうね。そんなにうまい話はドラマの中だけですね。

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