三重スタジオの地域も田んぼを持っていて担い手さんに委託していると収入はゼロ、固定資産税や水利費は赤字。自分で農機具を買って耕作していたら大赤字という状態。黒字の家なんてありません。
山林も同様で、材木の価格暴落で山林は全部放置されたまま。伐採しているのは森林組合の機械による伐採だけ。だから山は荒れ放題。
このような状態ですから「捨てられる土地」相続放棄、未登記続出なのです。自分ちの山の場所さえ分からないというのが普通です。分からないと言って現地を見に行くこともしません。完全放棄ですね。
政府や行政が対策してきた結果がこれなのですから、手の打ちようがありません。
個人で何とか田んぼや山林が金を生むように考えないと、土地の価格もつかない有様です。当然買い手など全くありません。外国人が山林を買いに来たら簡単に手に入る状態なのです。多分日本中似たような状態だと思います。
先祖が汗水たらして増やしてきた土地が今では赤字を垂れ流す土地になってしまいました。そこに人口減少、過疎化の進行で限界集落に。それでも何とかしないと少ない田んぼでも子供に相続放棄されてしまいます。
耕地整理した田んぼは農地法で他の目的に転用できないので何ともならないのです。先祖伝来の土地が価値を失った限界集落物語ですね。悲しいことですが国や行政に相談しても何ともなりませんから、個人で対策を考えるしかないのが実情です。
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