2012年10月アーカイブ

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能舞台は素晴らしいものです。日本伝統のオペラと言えます。

生の声で謡いあげます。演者の声が共鳴して能楽堂に響きます。問題は言葉が分かりにくいこと。一般の方は多分ただ唸っているだけのように聞こえますから、終るまで居眠りですね。

DVDを制作する場合は、テロップを入れるために草書体の謡曲本を解読します。

能は流派によって謡曲本の内容がほんの一部相違しています。つまりその流派の草書体の難解な文字を解読しなければならないのです。

その上、能は90分近くもあるものがありテロップを付ける作業は気が遠くなるほど時間がかかります。

しかし、テロップを付けた能は、一般の方にとって一気にすばらしい作品に生まれ変わります。唸り声だと思っていた語りの意味がわかると、感動のストーリーで喜怒哀楽が伝わります。隅田川は悲しさの余り涙が出てきます。

日本の伝統文化がこれほど素晴らしいものかと心打たれると思います。私は能に接してからというもの野山の景色まで風情を漂わせて見え、今までとは違って見えました。能は日本の伝統文化が凝縮された至高の芸術のひとつだと思います。

是非能鑑賞をお楽しみください。

まずは、市販のテロップ付きDVDを見てください。ここが入口になると思います。

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三重県南伊勢町で行われた剣祖祭の撮影で感じたのは、日本刀を使用した真剣による演武の素晴らしさです。

全国から剣士が集いました。

気合が入り、ピンと空気が張り詰め日本刀が舞う。

気を抜けば相手を切りますから真剣そのもの。武士道の一端を垣間見た感動がありました。

毎年の恒例となっていますので、関心を持たれましたらお出かけください。

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