ジェラルド・バトラー主演、ホワイトハウスがテロリストの奇襲により陥落、。
大統領が拘束されるという前代未聞の危機をダイナミックに描く映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』。そのストーリーが笑えない。
某国の大津波の際、発電所が被害を受けた。政府はかねてからこのような場合に備えて専門家が作成した危機管理マニュアルを作成している。そして迅速にマニュアルに従って組織が動いて対策に当たる。
しかし、某国は最高責任者が危機管理マニュアルを無視して自ら指揮にあたり後手後手でとんでもないことに。明らかにコンプライアンス違反なのに権力者の場合は違反にならないのを誰もが知っている。
世界でも冠たる某国がこのありさまだから、重要機関がテロリストに襲われた場合迅速に対処できるとは到底思えない。そこをついた映画で現実味がある。我が国の場合だと首相官邸だろうが、もしテロリストに襲撃されたらどうなるのだろうか。
自衛隊は発砲を許可する法律が通るまで待つことになるから数日間は攻撃できないような気がするし、警察では軍隊装備のテロにはかなわない。石原真太郎知事なら全部俺が責任をとると言って警視庁に総攻撃を命令できるが、他の人ではそうもいかない。
首相官邸をテロリストが襲撃する脚本を書く価値はあるかもしれない。問題は首相官邸で銃撃戦のロケはできないから首相官邸のセットがいる。脚本が手に入っても最低でも10億くらい集めないと撮影は難しいかもしれない。
CG使うか。なんと夢のある作品なんでしょう。
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