中でも特筆すべきは、キャッチコピー通り”人類滅亡”をきっちり描いている点。今までの同系統の映画は、『アルマゲドン』しかり『ディープ・インパクト』しかり、「地球が大ピンチだあああ~!」、「人類が滅亡してしまう~!」などと散々煽っておきながら、「でも最終的にはギリギリ助かった~!」という”寸止め”的なものばかりでした。
太陽の異常活動が引き起こす天変地異を映像化したこの映画は、50年前のタイムカプセルから奇妙な数列メモが発掘される冒頭からして、すこぶる新鮮で面白い。
過去、現在、未来を行き来する映画ネタ。脚本は時代を超えて多くの人の関心を呼ぶのかも。
宗教色が強くないところも自然でいい。ノアの箱舟に選ばれるお話。
最後は地球がきっちり滅びるところが潔くていい。誰かが大活躍して助けるよりも潔く滅びる。どうして未来を予想できたのか、ささやく声が聞こえるようになった選ばれし原因が描かれたらさらに良かった。
過去に原因が有り、未来がかかわっていく。時空を扱う立体的な世界がいい。数列から紐解く未来はオリジナリティーがあります。脚本の参考になります。
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