「アルゴ」 監督ベン・アフレック キャスト ベン・アフレック FFビデオ制作

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アルゴ3枠.jpgイランで実際に起こったアメリカ大使館人質事件の救出作戦を描くサスペンスドラマ。1979年11月4日、イラン革命が激化するテヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠する。52人が人質になるが、混乱の中、6人のアメリカ人が自力で脱出。カナダ大使の自宅に身を潜める。CIAで人質救出を専門とするトニー・メンデスは、6人を安全に国外へ脱出させるため、大胆不敵な作戦を立案。「アルゴ」という架空のSF映画を企画し、6人をその撮影スタッフに偽装して出国させようとする。12年度・第85回アカデミー賞で7部門にノミネートされ、作品賞、脚色賞、編集賞の3部門を受賞した。

台詞の読み合わせのシーンとイランの人質の映像がフラッシュバック。

乾杯「アルゴ糞くらえ」

どうして糞くらえなんでしょうか?

ハリウッドは何でもアリ、考えうるろくでもない作戦→合衆国政府は君たちのSF映画を承認する。

刑務所で読む本がいるか? いや、捕まれば即殺される。

撮影許可証明をとっておけ、捕まった時に役に立つから→ラストの空港で役に立ちます。

ただ今イランの上空に入りました、アルコールは回収させていただきます。→ただ今イランの上空を離れてアルコールの提供が可能となりました。みんなが脱出できた歓喜に包まれます。空港を飛び立つだけでなく領空を出て初めて脱出できたのですね。

シュレッダーのゴミはマクロレンズから入ります。映画でもマクロレンズを使うと臨場感が違いますね。

そして合衆国政府の作戦中止命令。しかし、現地ではいまさら止められない。継続しないと辻褄が合わなくなりそれこそ殺されます。映画では悪い知らせが来ると電話を壊すシーンがよく演出されます。頭に来た時他の演出を考えると新鮮ですね。

イランの道路脇には自動車が燃えています。これだけで治安の状態が伝わります。

作戦を継続する許可が得られないと航空券がキャンセルされたままに。大統領首席補佐官に連絡がつかない時、彼の子供の学校に電話して緊急連絡先を手に入れます。これなんかはなるほど感があります。

クライマックスの空港を通過するシーンでは米国で作戦を継続するために奔走する映像、空港の緊張感あふれる映像、写真を張り合わせて逃げている人を特定する作業をフラッシュバックで緊張感を高めています。そして写真がばれてしまいます。空港ではイスラム文化指導省の撮影証明書が効果を発揮します。空港の係官が撮影事務所へ電話をしますが、撤収した事務所でぎりぎりで電話に出て、彼は今外国にロケハンに行っていますと回答して事なきを得ます。空港では絵コンテで説明するし、広告を見せて口で上手に説明します。彼らは役者になりきります。

飛行機はスイスのJAL123便、これも中立国の飛行機で意味があるのでしょうね。

空港では6人の正体がばれてイランの軍人がどんどん迫ってきます。そこにスリルが生まれます。軍隊が搭乗口に迫り、車で飛行場で飛行機を止めるべく追いかけます。止める直前に飛行機は上昇します。車は空港の柵で停止。

そして上昇して飛び立つ飛行機のアナウンス、ただ今イランの上空を出ました。アルコールの提供が可能になりました。これがクライマックスです。全員抱き合って歓喜に包まれます。

「アルゴ糞くらえ」

トニーは冷却期間と言って、家族と別れて住んでいたのに最後は家族と共に暮らします。作戦の成功で人質が解放され、主人公の家庭も元に戻ります。離婚が多くて家族の関係が複雑になっている現代としては、ラストで家族が元に戻る、子供と暮らせるようにしたいものですね。結果として離婚を減らすような影響力を持つ映画が作れたらいいですね。子供のためにも。

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