「しあわせのパン」 監督 三島有紀子 キャスト 原田知世 大泉洋 FFビデオ制作

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しあわせのパン枠.jpg「水縞くん」と「りえさん」の夫婦は、東京を離れ、北海道で喫茶店「マーニ」を営んでいる。
おいしいパンと温かい飲み物、食事が、人々の心を解きほぐしていく。
季節は、夏、秋、冬、そして春へと巡る。

 

夫のことを「水縞くん」と呼ぶ。夫のことを君付けで呼ぶのは同級生か年下。恋人気分が残りますね。

「パパ」と子供に呼ばせていますが、私がパパ、ママと呼ばせていたら小学生なのに親のことを友達感覚。だから言うことも聞かない、友達扱いですから。気づいてからは「お父さん」「お母さん」と呼ばせました。我が家の場合は躾のできない呼び方でしたね。

パンを分けるというのは、食、つまり命を分けるということ。命を分けるとはそこに「愛」が生まれます。そう理解しました。

映像が明るく見る人の気持ちを明るくしています。完成画像イメージに高い照明をあてて撮影されたのでしょうね。それをカラコレで仕上げている。美しい仕上がりでこんな映画は初めてです。

セリフよりも人の心情を画像の明るさで表現しているのですね。原田知世さんは昔のままあまり変わりませんね。時をかける少女のまま。彼女はファッションで見せています。透明感をスタイリストさんが出しています。冬の厚手のファッションは人を美しく見せますから。撮影しているとよくわかります。

好きな場所で好きな人と好きなように暮らしたい。これはサラリーマンがあこがれる見果てぬ夢ですね。

二人は太陽と月の関係は古くから言われていますが、離婚した後の子供の悲しさを描くことで映画を見た夫婦が離婚を思いとどまってくれるといいですね。自分がもう少し妥協するだけで子供に悲しい思いをさせなくて済む場合は。そうでない場合は別です。

恋人のいない人には新しい出会いを、老夫婦には命をもう一度分けあって生きる力を。いい映画です。

人生に疲れた人のうち、映画を観た人の何人かが影響を受けて人生が変わるように希望します。

ランドセルは床に置くより椅子の上に置くほうがいいと感じました。夜空が青くそこに月、カラコレのたまものですね。

アコーディオンの音はイイですね。自分の作品にも入れたらと思わせます。

子役の年齢は重要です。この場合もし小学校低学年だったらどうでしょうか。私なら母親を焦がれる低学年にしますね。演出は細かい部分の積み上げですから監督の想いが反映します。

月は何ミリのレンズで撮影したのか、300ミリくらいでしょうか。450ミリならもっとクレーターが鮮明に写りますから。外の景色は何ミリのレンズでしょうか。16から18ミリくらいでしょうか。14ミリだと人の視界170度くらい映りますから。少し狭かったですね。

コーヒーは私も好きでドリップしていただきます。インスタントはいただきません。

パンを分けることから始まる映画ですが、見る人によっていろいろに理解できます。いい映画だと思います。

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