「海の上のピアニスト」 監督 ジュゼッペ・トルナトーレ キャスト ティム・ロス FFビデオ制作

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海の上のピアニスト枠.jpg「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレが伝説のピアニストの半生を感動的に描いた人間ドラマ。1900年、大西洋上を行く客船の中で生後間もない赤ん坊が見つかった。その子供は、生まれた年にちなんで“ナインティーン・ハンドレッド”と名付けられるが、船内のダンスホールでピアノを聞いて育つうちに、驚くべき才能を発揮するようになる……。

嵐の海に揺れる船で、グランドピアノのストッパーを外し、ピアノごと床をすべりながらピアノがダンスを踊るように移動しながら弾く様は未見性があり初めて見る映像で素敵でした。映画の中でピアノを弾く時はいつもウイングカラーシャツ、何てオシャレ。タキシードを何度も着られる人生は羨ましい。

初め1900は決闘なんて意識なかったんでしょうね彼の演奏に一度は感動した1900でも、ジェリーの最後の演奏を聴いて、何かが変わったようでした。
「後悔させてやる」 と言って、1900がジェリーのマネをしてタバコをピアノの端に置き席を立った後、そのタバコをピアノの弦に押し当てると なんと火が!格の違いを見せつけました。かっこいい1900.

最後に船と運命を共にしたピアニスト。自分が生まれて育った豪華客船が彼の世界であり、人生。

だから彼は愛する船と共に命を終えたのだと思います。人のために命をささげるのと同じですね。

陸に降りると終わりのない世界で自分には住めないと言います。確かに人は自分の住む世界があって、たとえパラダイスだと言われても行きたくない、居心地のいい自分の世界で生涯を終えたいと思う気持ち、多くの人と同じ考えだと思います。旅行に行くと疲れるから自宅でゆっくりしている方がいいというようなもの。人の居心地のいい場所は様々だということを知らされます。

死ぬまで好奇心旺盛であちらこちらを飛び歩いている人はそもそも例外かもしれません。

いい音楽とお洒落で素敵な大人の物語でした。自分もピアノが弾けたらいいな、東京にあるのに弾けないなんて。

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