「ジェイン・オースティンの「説得」」監督 エイドリアン・シェアゴールド キャスト サリー・ホーキン FFビデオ制作

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説得枠.jpg周りに説得されて婚約を解消した恋人2人が、よりを戻すまでを描いたもの。オースティン最後の小説で、1816年7月18日に完成し、没後の1818年、『ノーサンガー僧院』とともに合本で刊行された。ほかの作品に比べて穏やかな展開で、主人公も派手さこそないが、物語の舞台が移り変わる中で登場人物のしみじみとした情緒が感じられる秀作である。

ピアノを弾くアングルがよかったです。

柵を乗り越えるための階段が柵の外側と内側についていて、人々が階段を上って柵を超えるシーンがよかった。

ラストシーンでは友達が喋っているにもかかわらず二人の耳には聞こえない演出、二人には息使いしか聞こえていないのです。これもいい。

「説得には今度は絶対に応じない」という決め台詞。説得に応じて辛い8年間を送ったことが伝わります。

イギリスの貴族社会、社交階級の様子が丁寧に描かれています。

家族が働かず食べていくために子供の結婚で財産の維持を画策していく。

この物語は自然な展開で無理をしていません。登場人物の個性をきちんと描いて観る者を引きつけています。正攻法でしょうか。見習う点があります。このような作品が古典になるのですから。

相続税贈与税が無い国

中国、香港、シンガポール、オーストラリア、スウェーデン、モナコ共和国、リヒテンシュタイン、ロシア、メキシコ

これらの国では財産があれば子孫まで財産家。

日本は最高税率55%ですから半分になりますが、実際は財産を処分して納税することになりますからお屋敷の維持は難しいかと。

人間は生活のために働くというのが日本の考え方ですが、働かずに財産で生活、好きに事をして過ごせたら最高でしょうね。親父が生前に言っていました。働くことが美徳といわれるのは、働いていると週末しかお金を使う時間がないからだと。だから金がたまる。毎日遊んでいたら毎日金を使うから財産はあっという間に消えてしまう。だから働いていると金がたまると教えられました。つまり働いている時間は金が使えないからいいということですね。

現実にこのようなペアもいるでしょうね。一度婚約しても何かの事情で解消。その後何年か経って再開して焼けぼっくいに火がつく。

両方が独身ならいいですが、片方、あるいは両方が既婚だと困ったことに。

200年も前に書かれた作品。愛や苦悩を真に迫って描くことができれば何百年後でも読者を感動させられる。それは幾多の名作が証明している事実ですが、200年後の読者を感動させるなんて偉業ですね。

結婚とはどういうものかを考えると、「幸せになって」という言葉が一般的です。一体幸せとは何でしょう。私は幸せを定義していまして、子供の結婚式で披露しようと思いましたが長くなるためカットの憂き目に。私は幸せとは二人が共通の目標を持って達成することだと考えます。これは子供を3人育て上げるとか、家を持つとか、会社で出世するとか、店を持つとか、友達を20人持つとか、ボランティア活動をするとか何でもかまいません。

好きだとか、嫌いだとか、sexパートナーとして独占するとか、そんなことではありません。それは主観的なことで心の持ち方で変わるからです。そんなものを目標にしていてはじきに結婚なんて破たんします。

そうではなくて「幸せ」とは「達成感」と定義して二人で目標をいくつも設定して達成していく。その過程と達成感を幸福感と置き換えて味わうのです。これが幸せというもの。試験でも就職でも、仕事でも達成できると達成感が味わえます。それが幸せではないでしょうか。曽野綾子さんの受け売りといわれるとその通りで、私は昔から曽野綾子さんを読んでいて考え方も似通ってきているかもしれません。達成感こそ幸福観だということを少なくとこ自分の子供達には伝えたいと思っています。

皆さんは皆さんのお考えでいいと思います。人それぞれ自分の幸福感を満たすことが大切なのですから。

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