「最高の人生の見つけ方」 監督: ロブ・ライナー キャスト ジャック・ニコルソン モーガン・フリーマン FFビデオ制作

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最高の人生の見つけ方1枠.jpgジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン主演で描く、死を意識した初老男性2人の希望に満ちた余生を描く人間讃歌。病室で知り合った2人が意気投合し、“やりたいことリスト”に基づき、残りの人生を生き生きと駆け抜ける。感動ストーリーをさわやかなユーモアで描き切ったのは、『スタンド・バイ・ミー』の名匠ロブ・ライナー。いぶし銀の演技を見せる2人の名優の友情とすがすがしい笑顔に、思わずほろっとさせられる。(yahoo映画)

 

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。アカデミー賞ノミネート俳優の共演。余命6カ月にして自らの人生に真正面から向き合うことを決意して旅に出る二人の男の姿を通して、生きることの意味を考えさせます。

愛する妻と家族に囲まれ幸せに生きてきた自動車整備工のカーター(モーガン・フリーマン)。クイズ番組が好きで全部答えを言えるほど記憶力が良く沈着冷静だが、ごく普通の男です。健康診断を受けて結果を電話で聞いた時、病名を聞いて煙草を落とします。大きなショックの演出です。

そしてもう1人は、実力で欲しい物すべてを手に入れてきた実業家のエドワード(ジャック・ニコルソン)。妻も家族も孫も、心を許せる友人もいないが、金と美味しいコーヒーさえあれば満足する自分勝手な人間です。ところが、二人は偶然同じ病室になったことが原因で「死ぬまでにやりたいこと」を書いたリストを作成。そして金に糸目を付けずに全部実現していくことになります。

病室は照明が強くて大変明るくなっています。実際はガン病棟はもう少し暗いと思いますけど。

二人の旅はスカイダイビングから始まり最初で最後の体験”を求めてアフリカ大陸からインド、香港へ。プライベートジェットの中の映像は環境音が入っていません。ジェット機の音が何も聞えません。どうして? 小型のジェット機の室内は相当うるさいと思いますけど。何故音を消しているのでしょう?監督の意向ですね。

アフリカのジープに乗って二人がアカペラで歌うのですが、カットが変わるとその歌がBGMに切り替わります。いいですね。

その旅の中で二人は神について、家族について、生きることの意義とは、幸せとは、そして「自分」とはどういう存在なのかという人生最大の難問に向き合い、答えを探していきます。

 名優二人が演じるキャラクターはコミカルなやり取りが自然で面白い。自己中心主義のエドワードをジャック・ニコルソンはとてつもなくチャーミングに好演。そして思いやりがあり良き父であり夫であるカーターを、モーガン・フリーマンは演じます。テレビのクイズ問題を条件反射のように答え続けるカーターの姿から、本当の自分が別のところにいると思わせます。

性格も人生観も異なる二人が親友になっていく姿を描いています。親友の存在こそが人生で最も大切な宝物なのだろうと感じられます。

演出面でも2人が長い時間を過ごすことになる病室で分けています。エドワードが病室に持ち込んだのは高級コーヒーメーカーと、自分の秘書だけ。そして、カーターのベッドサイドには家族の写真や孫たちが描いたお絵かき等の家族愛でであふれています。病室の壁を見ただけで2人の人生がひと目でわかるという演出です。

二人は残された時間でアフリカの大自然やエジプトのピラミッドの頂上、タージ・マハルに万里の長城などの世界遺産をめぐります。人生を楽しむためにの行動は年齢も立場も関係ないと思わせてくれます。

問題は観客がこの映画を見てどのように自分の人生を最高にするかですね。映画のように親友を持つということが第一ですね。それにしても親友のために女性を手当てしてくれるなんて最高の友達ではありませんか。

バーで有った女性が、ヒマラヤの話で意気投合して、その後、初めて言うわ、月並みだけど、部屋とって有るの。と言って誘います。

それは、つまり・・・そういう、嬉しいよ。

だが私はいい。と断ります。

女性は幸せな奥様といいます。

いや、私が幸せなんだといいます。

確かに余命半年の老人に女性が声をかけてくると言うのはおかしいですけど。

その後友達に余計な気を遣わせたなと言います。。女性は雇われていたということが分かります。

そして、じじいの三カ条。

トイレは頻繁に

勃つうちに使え

屁は止められん

切実感が出ている台詞ですね。

最高の人生についてですが、学生の場合はとにかく卒業して社会に出ること。サラリーマンの場合はとにかく家族を養っていくこと。多分それしか考えられないと思います。生活費を稼いでからしか自分の事など考えられないですから。

そして、定年退職した人の場合ですね。時間がありますから生活できる資金だけあれば後は自由なはずです。しかし、現実は厳しくて社会制度として65歳まで働けとか、なかなか自由にしてくれないのが現実だと思います。年金の資金が不足するからと言って65歳まで働かせてその間は年金支給をカットするという制度は年金制度の維持には効果があるかもしれませんが、個人の人生を65歳まで首に縄を付けて縛っているとも言えます。サラリーマン人生は悪くは有りませんが、会社に縛られた自由のない期間になります。そして体力が衰えてから自由にしてもらって何ができるでしょうか。

尤も個人の選択の余地がありますから、年齢に関係なく独立も可能ですが、やはり定年までは、あるいはその直前までは会社に行く方が収入は安定しますね。たとえ年収が下がってもそれだけの収入を自営業で稼ぐのは数倍大変ですから。

最高の人生というものは所詮本人の評価、自己満足で感じるものですから、自分でじっくり考える以外に方法はないでしょうね。他人がいくらほめた人生で有っても自分が納得していなければ意味はありません。恐らく最高の人生とは本人の歩んできた人生への満足感と、子孫や家族に何かを残せること、社会の役に立ったこと、そして家族に迷惑をかけないでぽっくり逝くことかもしれません。

多分大切なことは人の人生と比較しない。

自分の描いた人生を歩めたかどうかを評価することになると思います。

いずれにしても自分の余命60年間を世のため人のために使いたいものです。

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