銀座線の三越前駅は三越が全額資金を出して三越仕様で作らせているんですね。ホームから金色のモールが付いたエスカレーターが付いています。
三越は玄関にライオン像を設置していますが、ライオンは「寝ているところを襲われても負けないほど強い」本当の百獣の王と知って、三越の強さを思い知らされました。業界の百獣の王をイメージしているのですね。
以下、ウィキペディアから引用。
元々は新橋への延伸を目指しながらも資金難に陥っていた東京地下鉄道に対し、目の前の中央通りに本店を構える三越が駅の建設資金を「全額負担」して開業させた駅である。まさに駅名の通り「三越が駅を造った」のである。その際、店舗への直通出入口の設置や駅構内の意匠についてなど、三越側の提示した駅建設資金負担の条件を東京地下鉄道は受け入れた。
この経緯から、銀座線ホームの壁面には三越の「三」をモチーフにした赤い3本線が引かれ、輸入タイル・大理石貼りや真鍮製手摺り、日本初の駅構内エスカレーターの設置、それに当駅独自の駅名標など、三越の意向を隅々まで反映して他の駅にない異例に豪華な意匠の内装が施され、開業当初は地下鉄というものの目新しさもあり、まさに時代の最先端をゆく三越の地下エントランスとでもいうべき趣となった。また、後年開設された半蔵門線ホームの壁面デザインは三越の包装紙「華ひらく」をデザインした猪熊弦一郎の作品であるが、駅名標は他の営団→東京メトロの駅と同じものである。
一私企業の名を付した『三越前』の駅名は、鉄道時刻表や旅行ガイドブック、市販手帳の地下鉄路線図、ウェブ上の経路検索サービス、経路案内ソフトの他、都営の地下鉄路線図にも一切改変されることなく掲載されており、三越はそれら全て現在に至るまで広告料を払わずに宣伝していることになる。
当駅の開業後、三越はさらに賑わった。東京地下鉄道では上野広小路駅(松坂屋)、日本橋駅(高島屋・白木屋)、京橋駅(明治屋)、銀座駅(松屋・三越)の5駅が駅上の百貨店等の資金提供を受けて建設され、その際に各店舗と結ばれた特約は現在でも活きており、これらは駅名アナウンスにスポンサー名を入れているが、駅名に百貨店等の屋号を入れるまでに至っていない。
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