EDIUSでエンコード中にエラーが発生しました ブルーレイ出力不可  解決

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DSC_1527のコピー.jpgDSC_1528のコピー.jpgEDIUS7.0のブルーレイ出力トラブルからどのように解決したかの経験を記述します。

お客さんに納品する注文見本のDVDとブルーレイを出力していたら、DVDは問題なかったのにブルーレイは「エンコード中にエラーが発生しました」でスタート直後に停止。処理に入る前に停止している感じでした。

Webで調べて原因追求。他のソフトが干渉している可能性がありセキュリティソフトはアンインストール。再テストしてもダメ。

予備機のPCにEDIUS6.5が入れてあるのでそれでテストするも同じエラーで停止。ここでプロジェクトに問題があると気付けばよかったけれど、気付かずインストール済みソフトをチェックして共通しているものを探してアンインストール。

グラスバレーに問い合わせるも無償対応期間は過ぎていると言われる。それでも色々相談には乗ってくれました。EDIUSバグの可能性もありますから。

グラスバレーのアドバイスを受けて更にテストを何回も続けて原因判明、丸一日費やしました。

他のプロジェクトにGrass Valley HQで出力したデータを貼り付けてテストしたところ上手くいったパターンがあり、そのプロジェクトとエラーの出るプロジェクトを比較。少し設定が違いました。色々考えて更にテストを繰り返してやっと原因判明。

結論

映像データはDVD、ブルーレイ出力だからHD1920.1080の60iで撮影。音声48kh

プロジェクトはHD1920.1080の60i 音声96kh HQX最高画質  

BD出力のムービー選択は VBR 平均ビットレート24Mbps 

つまり、データとプロジェクト、出力のムービー選択の平均ビットレートが不一致。だから直ぐにエラーで止まった。

この場合はプロジェクトの音声プリセットを48kh レンダリングフォーマットをHQ標準にすればOK。音声プリセットも合わせないとダメでした。

写真の例は画質を最高にした場合でプロジェクトは60i 音声48kh レンダリングフォーマットHQX最高画質。

BD出力の平均ビットレートは40Mbps。これで画質を高くして出力できます。

今回は見本納期が迫っていてとても焦りました。予備機でも同じエラーが出た時にプロジェクトや平均ビットレートに問題ありと気付かなかったのが残念です。結果として納期には間に合いましたし、原因も分かりましたので結果オーライに。

画質を上げるためにいろいろ設定値を変更していますが、今まではこの問題には遭遇しませんでした。今回の経験はきっと類似のエラーで困る人がみえるでしょうから、お役にたてればと思いアップしたものです。

グラスバレーはEDIUSの全てのエラーの一覧表と原因、対応方法を公開しておらずユーザーは困る場面が多いと思います。いろんなサイトにQ&Aはあるもののこれでは時間がかかりますしエラーメッセージと症状に応じた回答にはなりません。これは、全部エラーの対応方法が分かるとサポートサービスの申し込みが減るために公開していないのかもしれません。でも、この件に対するグラスバレーのサポート対応は有償申し込みを促されたものの、バグの恐れがあるためこのようなテストで確認するようアドバイスしていただいて助かりました。

結果として原因がつかめて復旧した時のすがすがしさは何物にも代えがたい喜びですね。

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