世界史を見ると多くの国や帝国が自国の権益のために他国を侵略したり、騙したり、裏切ったり、戦争に市民を巻き込んだり、無差別空襲、敵国で原爆実験など あらゆる無法行為を繰り返しています。そして、放射能汚染を隠したり。
その被害者が今度は仇討の戦争をしかけます。このような身勝手な国益しか考えない無 法者の多い国際社会の中で、後世に平和を残すなんてとても難しいと思います。
そのように考えてみると、世界では空爆をしているのに戦争とは言わない国、敵の戦闘行為をテロと言ったり、侵略を繰り返す国、代理戦争を仕組んだり、各国の身勝手な主張はまさに「羅生門」そのもの。70年前の戦争の事を繰り返す懲りない国、国家の契約を無視する国、歴史戦を展開する国、国の力が大きくなれば国境も拡張するという国、そこに原発事故による放射能汚染の影響を隠している国を含めると世界の主な国は殆ど身勝手な事ばかりで、正に「羅生門」の世界そのものではないかと気付きました。信頼できるのはお互いがWin Winの関係、すなわち利害が一致するときだけですね。
黒澤明監督の「羅生門」は人間の「性」を生々しく描き切った作品として人類が生存する未来永劫名作として残るでしょうね。
「羅生門」の具体的な評論はこちら。
https://www.ffvideo.biz/blog/2013/12/rasyoumon.html
この世は過去も現在も、将来も「羅生門」の世界ではありませんか。「人間とは嘘をつく性のもの」ということを踏まえて生きていかなければならないのですね。さもないと騙されて国は侵略され、家庭は崩壊してしまう恐れが有ります。私たちは「羅生門」の描く人間の性を決して忘れることなく、注意して出来るだけ真正直に生きて行きたいものです。かく言う私も羅生門の証言者と同じだと言われているかもしれません。人間は罪深い生き物なんでしょうね。
名作「羅生門」の脚本はその素晴らしさからノーベル賞ものだとは思いませんか?
コメントする