凄いね、東京高等裁判所でオレオレ詐欺の裁判傍聴 FFビデオ制作

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高等裁判所DSC_1425[1].jpg

霞ヶ関駅動画の取材で東京高等裁判所の法廷を傍聴しました。

http://www.courts.go.jp/kengaku/botyo_tebiki/index.html

傍聴はだれでもできると言うので早速下調べして、刑事事件に的を絞って本日の裁判一覧をチェック、15時45分と遅かったものの16時からの裁判を傍聴しました。

7階の法廷で案件は特殊詐欺事件。オレオレ詐欺のお金を受け取る「受け子」役をしていて逮捕された事件。裁判長一人、検察官一人、弁護人一人、被告人の両側に検察庁職員。傍聴席には8人。

裁判官は40歳代の女性裁判官。検察側は30歳くらいの若い検事で事件の調書を淡々と読み上げます。オレオレ詐欺と承知しながら高齢者からお金を4回もそれぞれ別人から受け取っていた。数百万円の現金の領収書も渡していた。確信犯であり懲役4年を求刑。

一方、弁護人の弁護士は風邪をひいていて、鼻をすすりながら弁論を展開。彼はお金の受け取りに対して一回1万円しか受け取っていなかった。詐欺の場合は逮捕のリスクがあるからそんな安い日当では引きうけない。彼は妻にも現金引き取りの話をしていて犯罪と認識していなかった。彼は以前美術商の仕事をしており数百万円の現金を受け取る経験があり、詐欺だとは認識していなかった。厳しい取り調べで早く終わらせたい一心で検察の言うままに話したから、証拠としては認められない。

最後に裁判長から被告人から一言と言われて、検事に質問を浴びせるものの、裁判長から検事への質問は認められませんと言われます。被告人は検事の調書を読みましたが身に覚えのないことが羅列されていました。納得できませんと主張。

裁判長から今回で結審します。判決は1月某日の10時30分、第xxx法廷になります。被告は少しうなだれました。

うーん、脚本の勉強になります。ドラマの裁判ととてもよく似ています。できたら是非1月に判決を聞きに行きたいと思いました。

法廷証言を柱に据えた脚本を書きたくなりますね。

もし自分が裁判長ならどんな判決を言い渡すのでしょう。今日の法廷だけで判断するのは無理があるかも知れませんが、ポイントは「受け子」は他の事例でもリスクは伴わないと思わせる、捕まっても「受け子」役とは知らなかったで通すための安い日当。かどうかによります。他でも安い日当が通例なら有罪、他の事例の日当額と全く違うなら無罪です。判決を聞きに行きたいですね。どう判断されるのか?

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