湯島駅近くにある湯島天満宮には江戸時代の迷い子探しのための石柱が有ります。
その名を「奇縁氷人石」といい、石柱の右側に「たずぬる方」とあり、迷子になった子供の特徴などを書いた紙を張ります。左側には「をしふるかた」とあり、情報提供者が紙を張り迷子について教えます。
http://ksei.exblog.jp/13676745/
江戸の町は大きくて迷い後になると戻れなかったのかもしれません。人が集まる湯島天満宮に石柱を立て、迷い子探しの情報を掲示するなんて今と基本的に変わりないことがうかがえます。現代でも事件の情報提供呼びかけは駅の改札口近くでビラを配っていますから。
駅動画の取材に行くと、東京は江戸時代の歴史の片鱗があちこちに残っていて、歴史好きの人にはたまらないと思います。歴史上の人物や出来事の記録が現地にきちんと残されているからです。都内の教育委員会や区役所が看板を立てています。観光資源でもありますし生きた歴史でもあります。
地方だと歴史上の人物もほとんどいませんし、事件や騒動もありません。この点が地方と東京では大きく異なりますね。都内には江戸時代、明治時代の歴史が脈々と息づいていて素晴らしいと思います。駅動画取材の時間がどんどん長くなるのは歴史好きとしては仕方ありません。
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