朝ドラの画面の背景は小津安二郎監督の得意とする三層構造を使っていますね。
一枚目は布の拭き流し風景が珍しい映像なので何度も出てきますね。風にたなびく優雅な動きと布のカラーが動いて画面に命を与えています。少し見にくいですが櫓に干してある布が奥に向かって三階層作られています。とても優雅で美しく丁寧な映像だと分かります。
二枚目の部屋の映像はカメラが手前の部屋にいて、キャストは次の部屋、透明のガラスから外の景色が見えます。
どうです三階層のセットを作ることで現場映像にリアリティがにじみ出しますよね。
今度の朝ドラは「映像がとてもいい」と思う訳です。
ロケをする場所選びの時から三層構造をイメージしていますね。スタジオのセットは絵コンテの指示通り三層構造で撮影するようにしていますね。私好みの映像で有ります。偉いぞNHK東京作品組。
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