武田先生が言われている「思い入れが強くウソをつく」という話は、高齢者の多くがそうですることを示唆しているような気がします。人生を長く経験しているといろんなことに思い入れがあります。
家族関係のこと、子供の結婚年齢のこと、子供の教育のこと、家族の収入確保のこと、親せき付き合いのこと、冠婚葬祭のこと上げたらきりがありませんが、自分が育った環境が染みついていてそれが正しいと思い込んでいます。
政治でも左翼とか右翼とか、とにかく日本を正しく守る国士とか、永い年月をかけて洗脳されていますから思い入れが強くなっています。だから人から説得されても全く聞く耳さえ持たない。中高年や高齢者のことを指していますね。
思い入れというのはあってもいいのですが、高齢になっても人から反対の話をされたらじっくり聞いて正しければ賛同したいものです。私も思い入れが強い方なのですが、人からの意見は素直に受け入れています。物事にはいろんな見方がありますから人の意見も正しいからです。人の目で見た方が的を射ている場合もあります。年齢を重ねても人の話はじっくりかみしめて受け入れていきたいものです。それでこそ正しい判断ができていい人生が送れるものと思います。
しかし、現実は思い入れの強いまま、嫌われながら生きていくのでしょうね。自分は特に人から何と言われようが馬の耳に念仏ですから。自分の思う通りにしか生きない変わり者です。だからセカンドライフで映画制作やビデオ屋をしているのです。人の意見は先ず素直に聞く、次に致命的な事でない限り受け入れるように心がけていきたいものです。
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