ステージ撮影の場合、カメラの位置は大体最後部座席になりますから、ステージまでの距離は相当あります。
675ミリだと被写体がステージの前面ならバストアップサイズ、ステージの後ろに下がるとこれに近づいていきます。大きなホールだとステージも相当奥行きがありますから。顔のクローズアップはカメラがステージ前に行かないと無理です。
20歳代の被写体ならいくら拡大しても4Kでとても美しく映ります。それ以外だとあまり拡大すると顔の皴やあばたが鮮明に映りすぎますから加減することに。でもステージに立つ場合はメイク徹底しているので20歳代並みになるはずです。とはいえ人によって違いますからあまり拡大しない、してもカットを短くするなどの配慮も。衣装に金がかかっていますから全身のカットも、美しくメイクしているからウエストアップも、バストアップも、その時のモニター映像見て判断ですね。4Kは繊細に映りすぎますからメイクの状態や肌の凹凸までクッキリ映ります。
ステージ対談などの場合はあまりメイクしていないので特に注意。問題は2Kとは違って4Kだと鮮明すぎますから映りすぎて粗が見えると不評を買いますし、拡大しないともっと拡大してほしかったといわれますし、映像を見て自分が相当美しく見えればOK、さもないと腕が悪いといわれます。
慎重にならざるを得ないステージ撮影なのです。
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