私は40歳の時に初めて蝮を捕まえてきて、親父に見せたらお前も一人前の男になったなと言われました。親父は素手で蝮の首を捕まえて一升瓶に入れて蝮焼酎を作りました。捕まえたと言ってもたまたま持っていた傘の中に追い込んで持ち帰っただけなのです。
私は生涯親父を超えられない気がして情けないのです。男なら蝮くらいは手で捕まえられないと威厳も度胸も尊敬もありません。
散歩のときにマムシを見つけたらどうして捕獲するのか考えておかなくてはなりません。
蝮は、精力が付きますので皮をむいて焼いて食べるのですが、皮の剥き方も分かりません。本当に男としては半人前のままこの年まで過ごしてきました。蝮は皮をむいて内臓を取り出した後もくねくねと動いていますから凄いです。
蝮を素手で捕まえるようになれは、家族も大したおやじだと尊敬するようになるのですけどね。
問題は首を捕まえたとしても、腕に巻き付かれたら悲鳴を上げて放してしまいそうです。蛇のうろこが腕に生えてきそうでそれは恐ろしいのです。蝮を捕まえるどころか回り道して避けるのが今の人格ですね。蛇でもゴム手袋をしないとつかめませんから男としては失格ですね。
コメントする