山林の境界線は現地優先です。60年前のコンクリート杭が頼りです。公図はとてもいい加減で、米国の大統領選挙のように金で不正操作していたのかもしれません。公図の面積は小さく、現地は大きくて固定資産税を節約。字が変わると地図を別に切り離してその距離感が分からないようになっています。山林の詳細地図はなく、GPS測量しても現地確認と隣接地主立ち合いでないと境界杭は打てません。
実際に現地を歩いて確認すると本当に驚きます。法務局の公図のいい加減さに。多分官吏に金を払った地主の土地は現地に関係なく小さく描かれていて、真に受けると公図の位置が全く分からなくなります。
だから地区の山林については境界を明確にしたかったのです。現地を知っている人は80歳を超えてもう山には行けないというのです。体力がないから。
そんな中何とか現地の境界線を明確にすべく時間をかけましたがそのかいあって全貌が明らかに。境界の目印をペンキで表示して次世代に引き継ぎます。
地区の若手の人を連れて境界のペイントにいきます。山林が不良債権化しているものの、先祖の苦労は無にはにできません。せめて維持管理だけはしたいものです。
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