凄いね、陸自中央音楽隊の第70回室内楽演奏会に行ってきました。そして、会場の旧東京音楽学校の奏楽堂の前で行われた炊き出しテントに集まった200人のシニアにビックリ。FFビデオ制作

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陸自中央音楽隊の演奏会はまるで貴族になった気分で聴かせていただきました。日本最高峰の演奏でした。

会場も素晴らしく歴史のあるステージとパイプオルガンでした。歴史のある建物っていいですよね。

音楽隊の隊員は一曲ごとに楽器の掃除をしていました。ここまで音にこだわるんだと感心。私の仕事においても常に新品の性能が出せるように環境整備、掃除をしなければと感じました。動画製作環境、リゾートの製材機器も新品の性能を維持するようにしていきます。

しかし、一番印象に残ったのは素晴らしい演奏会ではなく、奏楽堂の前に列を作っていたシニアの人たち約200人。何を並んでいるのかなと見ていました。普通の冬の服装でしたので一般の人たちでした。多分シニアの歩こう会の集合だろうと思っていました。

ところが、奏楽堂の門の横に立っていた自衛隊の案内の人にあれは何ですかと聞いたら、何と「炊き出し」を受け取る人の行列だというのです。並んでいる人たちは浮浪者ふうではなく普通の服装なのに。テントが二はり張られていてNPOらしき若い人たちが並んでいる前を順番に歩かせて、ビニール袋を渡して5人並んでいる前を歩いてパンを二個ずつ入れてもらっているのです。多分10個くらいありましたから数日間の食べ物となるのでしょう。

始めて見た炊き出しテント、並んで食べ物を受け取る様子を見てショックを受けました。今回のコロナ騒ぎはこのような人たちを倍に増やしたそうです。

片や奏楽堂で最高峰の音楽を聴くシニアたち、その前の広場のテントでは「炊き出し」に並ぶ人たち。これがいまの日本の姿なんだと身につまされました。一歩間違えば「炊き出し」テントに並んでいたかもしれません。何と厳しい現実なのでしょう。

奏楽堂のシニアは他にも色々演奏会や芝居、落語などを楽しんでいるようでその評価や今後の予定などの話が聞こえてきました。

よく見ると服装も上等という次第です。

人間は長い期間を掛けて働いてきてシニアになる訳ですが、運よく円満に定年を迎えて隠居生活に入る人。しかし、運悪く職を失ったり病を得たりして「炊き出しテント」に並ぶ生活の人。人生はとても厳しい面があることを知りました。

演奏会の前には炊き出しテントに人が並んでパンを受け取っていたのに、演奏会が終わってから見るとテントは撤去されていて人もいませんでした。まるで幻のような上野公園奏楽堂前の「炊き出し」テントでした。

都内の炊き出しテントは都内のあちらこちらにあるようで、設置する曜日が決まっています。検索すると沢山の情報が出てきます。

炊き出しテントの設置場所

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奏楽堂の入り口

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