桜木町から神奈川県立音楽堂まで歩いていくとこのガード下歩道に出ます。この歩道は有る映画のロケで来たことを思い出しました。
監督が横浜の人だったので市内をとてもよく知っていて、ロケハンも丁寧にしていました。だからシーンのイメージに合うところだったと思います。どうですこのガード下歩道はいいでしょう。とても長いのです。
しかし、大物録音監督に叱られました。こんなに車が通る煩い場所で撮影してキャストの声を拾うなんてどうかしている。拾えるわけないだろう。ロケ地を決めたプロデューサーのレベルが低いということが丸見えだと。
私はそのことを思い出しました。監督の地元でよく知っているロケ場所なのに、それでもミスをする。ロケハンは2回以上して撮影時間や天候、明るさ、音が拾えるのかなど丁寧に確認する必要があると感じました。
そのためには1度のロケハンではなく2回はロケハン確認しないとスムーズな撮影はできないと思いました。ロケハンはコストがそれほどかかりませんから丁寧にすることで本番撮影がスムーズになります。
早速、音楽堂は下見映像から課題が見つかり検討の結果課題を解消させるために再下見をすることに。このようにして本番映像イメージが確実に撮れるように課題を消して準備していきます。
劇場の撮影は過去の成功事例がありますから今回は同じ路線か、少し変えるのか、美しく映すパターンは踏襲してマルチカメラはさらに工夫していきます。撮影は何と言っても成功体験がものを言いますね。その筋を外さなければ美しく撮れます。
被写体の年齢層、メイクの状態、照明、アングル選択など情報収集しながら撮影方法を固めていきます。FFビデオ制作は映画制作手法で撮影しますから準備に時間をかけます。映像の完成イメージができてから撮影ですね。
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