最近大阪へ撮影に行くときは指定席になります。1時間以上急行に乗る体力がなくなってきたようです。この間まで指定席に乗るなんで馬鹿だと言っていたのに、バカになってしまいました。だって楽なんですもの。人間は楽するとやめられなくなります。
今日は、亡くなった女房のお母さんの特養の荷物引き取りに行きました。とても良くしていただいた特養、お礼の菓子折り置いてきました。老人ホームはとてもありがたいと身に染みました。こんなの家で介護していたら一家は離散です。
亡くなる二日前に面会に行き、意識がはっきりしていて話せました。「もうこんなになったらあかんわ」が私への最後の言葉でした。その日のうちにスイッチを入れられて、二日後に臨終でした。91歳。親父の時も「もうええわ」と言ってスイッチを入れてなくなりました。多分、亡くなるコースへスイッチを切り替えるのだと感じました。多分自分もそうすることでしょう。スイッチを切り替えて向こうの世界へ。
人間は遺伝子の乗り物と言いますから、子供に遺伝子を引き渡しましたので任務は終わっています。遺伝子だけが永遠の生命を持つといいます。
コメントする